×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


直線上に配置

お願いだから・・・   完
   

それから、人生色々に場所を移して二次会が始まった。
座敷には、もうすでに式に参加出来なかった中忍達が大勢集まっていた。
二人が到着すると、大歓声が沸き、拍手の嵐が巻き起こった。
四代目とカカシは代わる代わるお祝いの挨拶を受け、四代目は式の時からずっと注がれたお酒を飲みまくっている。
二次会は、若い人も多かったので、中には初めてカカシの素顔を見て倒れてしまった女の子もいた。
 
それからは、もう、無礼講のドンチャン騒ぎが果てしなく続いた。
 
シカクはチラリと時計を見た。 もう十二時をまわっていた。
店は朝まで借りてるが、そろそろ新郎新婦は返してやらないとな。
まぁ、今晩はな・・・ アレな訳だし・・・
 
シカクは、四代目のところに行って耳元で囁いた。
 
「お前ら、もうそろそろ帰っていいぞ。
ここはオレ達が最後までいるから大丈夫だ」
「えぇ・・・ いいの? 何だか悪いじゃん」
「い〜や、みんなお前たちがこれから何をするのか知ってるからさ。
とっとと帰っていいぞ〜!」
「もう、シカクったら・・・」
 
四代目は照れて、顔を真っ赤にした。

シカクは、立ち上がり、大きな声で話始めた。
 
「お〜い、みんな、新郎新婦はこれから大事な任務がありますので、この辺で一度お開きにさせていただきます。
店は朝までOKだから、このまま引き続きオレらだけで三次会ってことで」
 
みんなことの意味は十分理解している。
 
「おお〜 早く帰れ〜」
「四代目、そんなに飲んでて大丈夫か〜?」
「頑張れよ〜」
 
意味ありげな野次が飛び交う。
カカシは、任務と聞いてびっくりした。
まさか、結婚式の晩に、任務が入ってるとは思ってもみなかったし。
でも、待てよ、火影がこんな夜中に任務に行くはずないし・・・
それに、先生はあんなにお酒を飲んでて・・・
そっか、オレ一人で任務に行かなくっちゃいけないってことか。
カカシは、たとえどんな任務でも自分一人で行こうと心に決めた。 
初々しいカカシは本当の意味をまるで理解していない。
 
「じゃぁ、お言葉に甘えてオレ達はこの辺で失礼するね。
みんな今日はありがとう!
本当に最高の結婚式だった。 心から感謝してるよ。
オレ達、これから頑張るから! 後は宜しくね」
 
恥ずかしさなど微塵も感じさせず堂々と言ってのけた四代目に場内は大爆笑だ。
さすが、四代目だなと、皆呆れて笑った。
四代目は、カカシの手を取り、二人で深々とお辞儀をした。
そして二人は店を後にし、二人の部屋に戻って行った。
 
「お疲れ様、カカシ、大丈夫?
色々無理させちゃって・・・ ごめんね」 
「ううん、全然平気だよ! とっても楽しかったし。
それに、とっても嬉しかったし・・・」
「本当?」 
「こんなことで嘘つかないよ!
だって・・・ だって・・・
みんな先生のことが大好きなんだって思ったら、
オレ、本当に嬉しくて・・・ 嬉しくて・・・
幸せだなって・・・ 思って・・・」
 
カカシは結婚式のことを思いだしたら、また涙が溢れそうになったけど、
手でぐいっと拭って、にっこり笑った。
 
「そうだ、先生ちょっと待ってて」 
「カカシ・・・?」
 
カカシは隣の部屋に行って、袋を取って戻ってきた。
 
「先生、もう十五日になっちゃったけど、
はい、オレからのチョコレートだよ!」
 
カカシは金色の可愛いリボンでラッピングされた箱を手渡した。
 
「うわぁ〜 ありがとう! 嬉しい〜!」
 
四代目は、カカシをぎゅっと抱きしめた。
 
「オレ達、あんなに大勢の人に祝福してもらって、本当に幸せ者だね。
カカシ・・・」
 
カカシは四代目の肩が震えているのが分かった。
 
「先生?」
「オレはカカシを絶対離さないよ。
カカシもオレの側から離れないでね。
どこまでも・・・ ついて来てよね」
「うん・・・ 絶対・・・ どこまでだってついて行くから・・・」
「ありがとう・・・ カカシ。
じゃぁ、そろそろ、任務ってことで・・・」
 
四代目は顔をカカシの方に向けてにこりと笑った。
 
「へ? なっ・・・ にっ、任務〜???」
 
四代目は、さっとカカシをお姫様抱っこでベッドまで運んだ。
 
「そ! 大事な大事な任務でしょ〜」
「任務ってそういう意味〜?」 
「他に何があるの?」 
「ちょ・・・ チョコ食べようよぉ・・・」 
「もちろん! ベッドの上で一緒に食べようね〜!」
 
カカシをベッドに寝かせ、優しく腕の中に抱き寄せた。
 
「カカシ・・・」
 
「せんせぇ・・・」
 
カカシがそっと目を閉じると、ふんわりと柔らかな唇が重なった。
 
 
永遠の愛を誓った二人は
 
チョコレートの香りと共に
 
柔らかな朝陽が差し込むまで
 
甘〜く 甘〜く 
 
果てることなく溶けあったとか
 
 
〜 Sweet Sweet ValentineVs Day 
 
   Happy Happy Wedding Ceremony 〜 
 
 

                                                                               2007/11/28

直線上に配置

BACK INDEX