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Present from two    1
   


サスケが里に帰還して、初めての夏を迎えた。
綱手の命によりカカシの家に同居させられていたサスケ。
形ばかりの見張りは最初のうちだけで、今では綱手もサスケの里への忠誠と、カカシとの関係を認めている。


梅雨が明け、日中は連日の猛暑日、夜も寝苦しい熱帯夜が続いていた。
3日間の単独の里外任務を終えたサスケは、3日ぶりのカカシの身体を思う存分に堪能した。クーラーを嫌がるカカシは、夜は窓を開けっ放しにしているが、さすがにコトに及ぶ時は、窓を閉めざるを得ない。
締め切った部屋で、サスケの激しい行為をまともに受けるのは、扇風機の風だけでは、かなり厳しかったようだ。二人共、汗と体液でびっちょりと濡れてしまった。

「もぉ〜、サスケのせいで、こんなに汗かいちゃったじゃない」
「カカシがエロいせいだろ?」
「何それ?」
「歩けないなら、俺が連れていってもいいぜ}

サスケがニヤリと笑って、カカシの太ももを人差し指ですーっと撫でた。

「いいよ、一人で浴びるから。一緒に入ったら、絶対に襲われるし」

ふらふらっと立ち上がり、カカシは一人でバスルームに入って行った。

「絶対に、忘れてるな、カカシの奴。まぁ、3日分、存分に楽しませてもらったから、これで十分だけどな」

18回目の誕生日を、まさか木ノ葉で迎えることになろうとは、去年までの自分からは想像もできなかった。
サスケは、何も言わないカカシに呆れつつも、きっと、これがプレゼントなのだろうと、思うことにした。

カカシと入れ替わりに、サスケもさっとシャワーを浴びてきた。
戻ると、カカシは気だるそうな顔をしながら、ベッドに寄りかかかり、ビールを飲んでいた。

「立つの面倒だから、飲み物は自分で持ってきてよね」

いくらなんでも、ちょっとやり過ぎたかな、と、可哀想な気持ちになってしまった。
サスケは冷蔵庫からミネラルウォーターを取って来て、カカシの隣にすとんと腰を下ろした。

「悪い、そんなにきつかったか?」
「大丈〜夫、このくらい。だって、サスケにとっては、3日分でしょ、大変だったもんねぇ〜」

厭味ったらしくそう言ったカカシに、サスケは危うく、
「今日が何の日だか、知ってるのか?」と言いそうになり、水をごくりと飲み込んだ。

「あ、そうだ、後でちょっと買い物に行くんだけど、サスケも付き合ってくれる?
結構、荷物になっちゃうかもしれないからさ」
「何だ、荷物持ちかよ」
「えー、そのくらいいいじゃない、オレ、ちゃんと歩ける自信ないからさ、責任取ってよ」
「わかった」
それを言われると、返す言葉もないサスケだった。

「あ〜このままだと寝ちゃいそうだから、やっぱ先に行くー!」

急に、ガバリとカカシが立ちあがった。

「さ、サスケも、早く着替えて!」

歩けないかもと言っていた気だるげなカカシはどこに行ったんだろう?と不思議な気持ちになるほど、カカシは軽いフットワークで、 跳ねるように着替えを済ませ、もの凄いスピードで玄関に立っていた。
「早く、早く〜!」
と、手招きをして。

一緒に暮らし始めた最初の頃は、やること成すこと、その時の気分でころころと変えるカカシに翻弄されていたサスケだったが、今では、少しずつ慣れてきた。
意味のない行動のように見えても、後で、何かに繋がっているということも。

慌てて着替えを済ませたサスケも、カカシの後に付いて行く。
何も考えずに飛び出したが、出て見れば、こんな時間に何を買いに行くのだろうと、不思議な気持ちになった。 もう、飯は食ったし、冷蔵庫の中は、なんやかんや、結構詰め込まれていたような気がするのに。
しかも、いつも買い物に行くスーパーとは、逆方向だった。
買い物と言われて、ほんのちょっぴり、期待をしてしまったサスケだったが。
さっきから、カカシはくだらないバカっ話をして、サスケを笑わせようとしている。
何だか怪しいとサスケも気が付き始めた。

「おい、どこに行くんだ?」
「んー、もうちょっとだよ、この先だから」


すでに、かなり里のはずれ近くまで来ている。
この先に店なんてないだろうと、サスケが言おうと思った時。
カカシは突然、走り出した。

「おい!」

歩けないかもなんて、言葉は嘘のように、カカシはスピードをあげていった。
サスケは必死に後を追った。

カカシは行き止まりまで全速力で走り、そして、止まった。
サスケも、やっとカカシの後ろに追いついて、止まった。

そこは・・・

あの時から、封印されたままの場所。
誰も入れないように、結界札が貼られているままの。

カカシは振り返り、サスケの顔を見て、にこりと笑った。

「入るけど、大丈夫?サスケ」
「ここ・・・にか?」
「無理なら、オレ、一人で入って、取ってくるけど?」
「何を?」
「ん、それは、ひ・み・つ」
「俺も行く」


「解!!」

カカシが結界を解き、大きな門を開いた。

サスケもカカシの後について、ゆっくりと足を踏み入れた。

長いこと来ることはなかった、
生まれ育ったうちはの街へと。

                                                                               2011/07/22

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                               2011年サス誕企画SSです。2話完結です。
                                    サスケは木ノ葉に帰って来ています。そして、カカシと一緒に住んでいるのが、My設定。