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共戦共生 共誓共願   4
   

次の日、オレは三代目から突然呼び出された。
 
神妙な顔で執務室の椅子に座っている姿から、ただ事ではない雰囲気を感じ取った。
三代目はオレの顔を見るなり、ふうと深い溜息を吐いた。
 
「もう、どうにもならんわい。 他に選択肢はないのぉ。 
ワシは火影を降りる」
「えぇっ? 今、なんと・・・?」
「火影の座をお前に譲ると言ったのじゃ。 後はお前がやるしかない。
何、何れはと思っていたのが、少しばかり早まっただけのことよ」
「やはり・・・ うちは絡みのことですか?」 
「カカシの写輪眼を取り出すか・・・ それが出来ないのなら、ワシが火影の座をお前に譲れと。 
そのどちらかを選べと言ってきおったわ」
「それって、オレが甘く見られてるってことですか?
若いオレなら、たやすく操れるとでも」
「うちはの考えてることはよう分からん・・・
何を企んでいるのやら・・・」
「うちはがいよいよ動きだすのか・・・?
オレを火影にして、無理難題押し付けて、里をつぶすつもりなんでしょうか?」
「それと・・・ もう一つ・・・
カカシには遺伝子を絶対に残させないようにと」
「後から移植されたモノが遺伝子に残るとは思えませんけどね」
「まぁ、念には念をということだろう。
それほどにしてまでも守らなくてはならない絶対的
なモノだろう? 
アイツらにとってはのぅ」
「しかし・・・
相手が動くとなると、こっちも腹を決めてなくてはなりませんね。
オレもあの術を・・・ 急がないと・・・」
「今まで、他に道はないかと探って、答えを伸ばし伸ばしにしておいたら、さすがにこれ
以上は待てないと脅してきたわ。 カカシの身に万が一のことがあってはならん。
な〜に、ワシは火影の座なんて、これっぽっちも未練はない。
お前にさっさと譲って、楽させてもらうとする、良いな?」
「その代わり、オレは好きなようにやらせてもらいますよ!
絶対にうちはの言うことなんか聞きませんからね」
「昔も・・・ そして、これからも・・・ うちはとの戦いはずっと続くであろう・・・
木ノ葉を守るためじゃ。 思う存分、お前らしくやるが良い」
 
 
新たな闘いが始まる。
とてつもなく大きな大きな闘いが。
身体が少し震えているのは、たぶん武者震いだろう。
 
「はい」
 
オレは拳を握り締め、力強く三代目に受諾の返事をし、火影室を後にした。
 
 

                                                           2008/3/13

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