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LOVE NOTE   8
   

学校から帰り、今日はパスタとサラダで簡単に食事を済ませた。
ゲンマは、リビングに移って借りてきた映画のDVDを取り出してセットしようとした。
 
「あの・・・ ゲンマ・・・
映画観る前に・・・ 
先に話しておきたいことがあるんだ・・・」
 
カカシは、心臓がドキドキして、足も何だか震えてきて、立ってられなくなり、ソファーに腰を下ろした。
ゲンマも横に座った。
 
「この間の話の事なんだけど・・・」
 
ゲンマも緊張した顔でカカシを見つめた。
 
「オレ・・・ あれからちゃんと考えたよ。
ゲンマに好きって言われて・・・
最初は凄くびっくりした。
好きの意味が・・・
普通の好きって事じゃなくって・・・
その・・・
それ以上の意味だって事を・・・」
 
カカシは旨く話せなくなってしまって、ふうと深く息を吐いた。
 
「それから、じゃぁオレはどうなんだろうって考えてみた・・・
小さい頃からずっと一緒だったけど、
ゲンマの事こんな風に考えたの初めてかも」
  
カカシがどんなに緊張してるのかがゲンマにもはっきり伝わってきた。
もちろん、一生懸命顔に出さないようにしているが、ゲンマだって心臓はバクバクだ。 
カカシは、もう一度ゆっくりと呼吸を整えた。
そして、迷いが無くなったのか、晴れやかな表情をしてきっぱりと言った。
 
「ゲンマ・・・ オレ・・・
分かった・・・
オレも、 同じ気持ちだってこと・・・
だから・・・」
 
カカシはゲンマの瞳をまっすぐ見つめた。
 
「ゲンマ・・・
オレもゲンマが好き!」
 
ゲンマはそっとカカシの肩を抱き寄せた。
 
「ぁぁ・・・ よかった・・・
オレったら、振られたのかなって、あれからずっと思ってたんだぜ」
 
ゲンマはにっこりと微笑み、カカシの耳元で囁いた。
 
「じゃぁ、いいんだな?」
「うん」
 
カカシはほんのりと頬を赤く染め目を閉じた。
 
「カカシ・・・ 好きだよ・・・」
 
そっと触れるだけの優しいキスをして、ゲンマはカカシをぎゅっと抱きしめた。
カカシは、恥ずかしそうにゲンマの肩に顔を埋めた。
 
 
「う〜ん・・・???」
 
ゲンマが急に首を傾げた。
 
「ファーストキスってどんな味だったんだろ?」
「へ?」
 
カカシがびっくりして、ゲンマの方を見ると、優しい笑顔が目の前に迫ってきた。
 
「やっぱ一生の思い出になるんだから・・・
どんな味だったかちゃんと覚えてないとな!
さっきは、オレも緊張してたから、味わう余裕かったし」
 
カカシはプッと吹き出した。
 
「もう、ゲンマったら! 何それ?」
「だから、もう一度な!」
 
ゲンマはそう言って、今度はゆっくりと・・・
そして何度も何度も・・・
カカシの唇を味わうようにキスをした。
 
「ふっ・・・ ゲンマ・・・」
 
思わずカカシの声が零れた。
 
「甘いな・・・ カカシの唇は。
うん、とっても甘いよ! 
レモンの味と言うよりは・・・ 桃の味かな?」
「もぉ〜 そんな恥ずかしいこと・・・ 言わないでよ・・・」
 
カカシはさらに顔を真っ赤にして、ぷいと横をむいた。
 
そんな二人を、ファムは微笑ましく見守った。
 
     「あ〜やれやれ。 これでオレもやっと空の上に帰れるぜ!」
 
 

                                                                                 2008/1/17

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