四代目とカカシの秘密の星 (あっきぃ)
四代目はカカシの太ももをそろりと撫で上げた。
「ふふふ・・・ 何してもいいんだよね・・・」
ニヤリと不気味な笑みを浮かべ、ベッドの下の引き出しに手を入れた。
がさごそと中を掻き回して、ある物を手に取った。
「えっと・・・ そうだな・・・ まずはこれなんかどうかな・・・」
四代目の目がきら〜んと怪しく光った。
カチっとスイッチを入れると、ブゥ〜ンとモーター音が鳴り響く。
カカシは両手を鎖に縛られたまま、口を真横にぎゅっと結び、必死に腕の痛みを堪えている。
いったいこれから何をされるのか不安で不安で・・・
身体をぶるぶると震えさせながら潤んだ瞳で四代目を見つめた。
そんなカカシの姿を見て、四代目は身体中の血もチャクラも一気に逆流してしまった。
(ちょっ・・・ カカシ・・・ そんな目で見ないで・・・)
まず、第1ラウンドはああして・・・
お次の第2ラウンドはこうして・・・
第3ラウンドはあんなプレイ・・・
第4ラウンドはこんなプレイ・・・
それから、それから・・・
(って、いったいいくつまで考えていたんだ!?)
甘い初夜のスウィートプランはバッチリ立てていたのだ。
それが、何もかも吹っ飛んでしまった。
そして、思わず手にしていたものも投げてしまった。
「ごめん・・・ カカシ・・・ これ外すね・・・」
鎖を外し、少し赤くなってしまった手首を優しく撫でてあげると、ほっとしたカカシは、子猫のように丸くなって四代目に擦り寄ってきた。
(そうだよ・・・ これからいくらだって好きなように抱けるんだから・・・
今日は、一生の思い出に残るような夜にしなくっちゃね!)
切り替えの早い四代目は、そう自分に言い聞かせ、うんうんと一人で頷いた。
四代目は再びリモコンを拾い上げ、ピピピとっとボタンを押した。
部屋がさっと暗くなり、天井に満天の星空が映し出された。
「この部屋はプラネタリウムにもなるんだよ!」
「うわぁ〜 綺麗!」
時折、流れ星もすぅ〜っと流れていく。
まるで、宇宙を彷徨うような音楽も流れ、四代目の腕の中でカカシはゆったりとした気持ちになってきた。
「カカシ・・・ この果てしない宇宙の星の中で、
カカシに巡り合えた奇跡に感謝してる。
カカシへの思いは、 この宇宙みたいに大きいんだよ!
オレの思い、カカシの生命に刻み込みたいんだ・・・」
「せんせぇ・・・」
「さぁ、身体の力を抜いて・・・
優しくしてあげるからね・・・」
四代目がカカシの耳元でそう囁くと、カカシはふうっと息を吐いた。
頭のてっぺんから、足の指の先まで、身体中に優しいキスを
煌く星のように・・・
数えきれないくらいに・・・
「ここはカカシとオレの二人だけの秘密の星だよ・・・
宇宙を飛んでいるみたいに気持ちよくなってきたでしょ・・・」
「ん・・・ せ ・ ん ・ せ ・ ぇ ・・・」
優しいキスの雨にカカシの身体もいつしか強張りも取れて、
本当に宇宙をふわふわと飛んでいるような気がした。
「はぁ・・・ あっ・・・ あぁ・・・」
素直に感じて声を上げるカカシ。
ほんのりピンク色に染まった身体は壮絶に妖艶だ。
(あぁぁ・・・ もうオレ・・・ ヤバイかも・・・
もっとゆっくり時間をかけて、
オレの愛の大きさを感じさせてあげようと思っていたのに・・・)
カカシのあまりの色っぽさに、四代目の理性も何もかもが再びバァ〜ンと音を立てて弾けて吹っ飛んだ。
「カカシ・・・ ごめん・・・ オレもうダメ・・・」
四代目は、カカシの両足首を握り、ゆっくりと広げていった。
そして、カカシの秘密の星の入り口にそっと口付けをした。