447話 信じる
倒れる弥彦の元で、呆然と立ち尽くす長門。
「殺れ!」 部下に長門への攻撃を命じる半蔵。 ええええええええええええ 何コイツ! 最初からみんな殺すつもりだったてことじゃないですか!!! あまりにも、酷過ぎる! 卑怯だ、半蔵!!! 「こんな戦いの続く世界なら― ボクがこの世界の神様になってやる!」 長門は、この時、弥彦の夢を継いだのでしょう。 弥彦の思いを輪廻眼にこめて! 輪廻眼発動!! まだ、技名は出てませんが、森羅天征でしょうね。 雨忍のクナイを全部弾く。 そして、小南を助けに飛ぶ! しかし、そこには、半蔵が仕掛けた起爆札が! 長門の両足に、起爆札がたくさん張り付いて・・・ 大爆発! 「やったか?」 もう、最低な半蔵! この言葉に、ムラムラきました。 仲間同士を殺させ、その後一斉攻撃! 小南を盾におびき寄せ、そこにはトラップを仕掛けて。 小南を助けに来たら、そこでドカンと吹っ飛ばすつもりだったってこと? これが、里長のやることかい!? 小南を無事取り戻すことができた長門。 しかし、両足は燃えて、酷い火傷に・・・ 半蔵は、ここで、長門がただものではないと気がつく。 そして、今度は木ノ葉の暗部が一斉攻撃!動けない長門に飛び掛る! 「口寄せ 外道魔像!」 「長門 それは使っちゃダメ!」 小南ちゃんは、長門の術にも詳しいのかな。 っていうより、この絶対絶命の時に及んでも、尚、「使っちゃダメ」ということは、 命にかかわるような術なのか・・・? でかい化け物のような魔像が出現! 木ノ葉の暗部は、壊滅か? 「何だ・・・アレは?」 ああああ、これって、あの尾獣の封印像ですよね!!! きっと。そんな形です。 目のところは、まだないけど。 そして、長門の背中から、あの黒い棒がたくさん出てきて魔像に突き刺さる!! 魔像の口からあの、ほら、木ノ葉戦の時、シズネがされたみたいな、 魂を抜き取っちゃうヤツね。 あれが雨忍の魂をずんずん吸い取っていく! しかも、この時、魔像の身体はまだ半分しか出てきていないのね。 下半身は地面の下に埋まっているよ。 長門の顔が急に頬がこけて、老けた感じになっているんですよ。 やはり、小南が心配したように、相当リスクが大きいようです。 自分の寿命と引き換えみたいな術なんでしょうね。 雨忍も壊滅。 そういえば、ダンゾウは?って思ったら、本人は来てなくて、 暗部だけ派遣したみたいですね。 それにしても、あれだけの人数の暗部を派遣させておいて、 一人も帰ることが出来なかったら、大問題でしょうよ!ダンゾウ! 「お前が影のリーダー だったようだな! 輪廻眼を持っていようとは 驚かされたわ」 魔像の大きな口が開かれ、半蔵を襲おうとした瞬間! 「瞬身の術!」 半蔵逃げやがりました! 今回、何が腹立つって、とにかく、半蔵だよ! こんな卑怯な奴いねえよ! この後、リーダーとなった長門が、半蔵一族を、 女、子どもまで容赦なく虐殺することになるわけですが、 それも、頷けるなぁと思いました。 それにしても、こんな奴から、 「三忍」と、名づけてもたったかと思うと、 腸煮えくりかえりますよ! 「伝説の三忍」という文字を見るたびに、半蔵を思い出しそうで、嫌! いらねえよ!いっそ返してやりたい! 魔像が消えて、あの黒い棒も切れ離される。 でも、長門は一歩も動けない。 おそらく、両足の火傷は、相当重傷。 長門があの車のようなものに乗っているのは、 もしかしたら、この時の火傷が原因で、足が不自由になってしまったのかもしれません。 弥彦が死に、長門が組織のリーダーになった。 「この呪われた世界に 本当の平和など存在しない 自来也先生の言っていた事は 全て虚構でしかない」 長門の話が終わり、ナルトへ答えを求める。 二つの痛み。 暗闇の中の見間違いで、両親を失い、 卑怯な里長に騙され、友を失い、 それは、あまりにも、壮絶で。 言葉には尽くせないほどの、大きな、大きな痛みだった。 ナルトにとっても、本当に、衝撃的で、信じ難い話だったのではないでしょうか。 鎖帷子から、自来也の「ド根性忍伝」を取り出すナルト。 こんなところに入れて、肌身離さず、お守りのように持っていたんですね。 「アンタ達の事は理解した それでもやっぱり お前らは許せねェ・・・ やっぱり憎い」 「なら、決着をつけるとーーー」 「でも・・・」 「エロ仙人は オレの事を信じて託してくれた… ならオレは・・・ エロ仙人の信じた事を信じてみる それがオレの答だ」 「だから・・・ お前達は・・・殺さねぇ」 「信じること」って、 難しいことですよね。 そんな簡単なことじゃないと思う。 人間て、愚かな生き物だから、 この世に人間として、存在するようになってから、 数千年もの間、争ってるわけで。 長門の言った、 「人が存在し続けるかぎり 同時に憎しみが存在する」 ってのも、ある意味事実だと思うし、 「本当の平和など存在しない」 っていうのも、悲しいことだけど、 真実なんだと思います。 でもね、だからと言って、もう無理だと諦めちゃいけないってことなんですよね。 真の平和が訪れることを信じることが大事なんだと! ここのあたりは、 キッシーの言いたいことは、よく理解できます。 私も、そう信じているので! 信じることを諦めた長門と、 信じることを諦めなかったナルト! はたして、長門は、ナルトの言うことを、 信じられるのでしょうか? 信じて欲しいな! |
2009/5/20